喉(のど)の性病検査キットSTDチェッカータイプNの使い方
コンドームなどの避妊具を使用しないフェラチオやクンニなどのオーラルセックスで喉に感染することがあるクラミジアや淋病などの性感染症。
そのような、のどに感染した性病の検査を行うSTDチェッカータイプNの使い方や特徴などについて調べてみました。
男女共通で使い方はいたってシンプル
喉への性感染症(クラミジア・淋病)の感染があるのかないのかを検査することが出来るSTDチェッカータイプNの使い方はいたってシンプルです。
- 付属のうがい液で10秒程度うがいをする
- カップにうがい水を移す
- 試験管のような物(スピッツ)にうがい水を移す
- しっかり蓋を占めて封筒に入れる
- 検査申込書に記入し検査物と共に返送する
以上です。
自分でやる検査物の採取は非常に簡単でシンプルなので手軽に検査を受けることが出来ますし、イラスト付きの説明書や検査の流れなどを記載した解説書なども同封されているのでそ迷うことなく検査を受けることが出来るかと思います。
検査申込書には「住所」「氏名」などの記入は不要で、自分自身で決めるIDとパスワード・検査物の採取日を記入します。
検査キットの識別番号と、ID・パス・採取日を照合することによってどの検査物の検査結果なのかを判別するので完全匿名で喉の性病検査を受けることが可能です。
喉の性病検査キット使用時の注意点は?
STDチェッカータイプNの使い方は上に書いたように非常にシンプルかつ簡単ですが、正確な検査結果を得るためにはいくつか注意しなければならない点が有ります。
STDチェッカータイプNには、他社の喉性病検査キットにはない特徴として専用うがい水が付いてくる点が有ります。
このうがい水は、生理食塩水でできており水道水などのように塩素などの不純物が含まれていませんからより正確なのど性病の検査結果を期待することが出来ます。
ミネラルウォーターなどにも検査の邪魔になるミネラル類が含まれているので検査に適しているとは言い切れないので、必ず付属のうがい水を使用するようにしましょう。
因みに、このうがい水は人体に悪影響はないので誤って飲み込んでしまっても問題ありませんが飲み込まないように注意しましょう。
次の注意点として
- 食事(ガムなどを含む)
- 歯磨き
- うがい
等をしてから2時間以内に検査対象物となるうがい水の採集をしないようにしましょう。
食事や歯磨きをしてから2時間以内のうがいですと、不純物が多く含まれて検査対象物が採集されてしまう他、うがいをしてから2時間以内のうがい水の採集だと喉にいるはずの性病原因菌がうまく採集できず誤った検査結果が出てしまう恐れがあるからです。
ベストのうがい水採取のタイミングは起きてすぐ(歯を磨く前)にうがい水を採取するのが良いですが、それが難しい場合は「食事」「歯磨き」「うがい」後2時間以上時間を空けてうがい水を採集するようにしましょう。
タバコを吸われる場合も、うがい水の中にニコチンやタールが含まれてしまうので喫煙後2時間以上あけたのちにうがい水を採取するようにした方がよいでしょう。
喉の検査キットの返送方法と検査期間など
注意点を守りうがい水の採取が完了したら、できるだけ早く検査をしてもらえるように検査物をSTD研究所に返送しましょう。
検査キットと一緒に送られてくる返信用封筒に
- 検査物が入ったスピッツ
- 検査申込書
の2点を同封の上、ポストに投函するなどして返送します。
この時、より早く検査結果を知りたい場合は280円かかってしまいますが大きめの郵便局窓口で速達郵便返送すると郵送にかかる時間を短縮できるので検査結果を少し早めに知ることが出来るようになります。
STD研究所に無事検査物が到着すると、1日〜3日以内に検査結果が検査結果確認ページから見ることが出来るようになります。
検査結果の更新時間は毎日21時になっているので「検査中」と表示される場合は21時以降に確認するようにしましょう。
具体的な検査方法は精度の高いTaqManPCR法
次に、喉の性病検査を具体的にどのような検査方法で行うのかについて。
喉の性病検査キットSTDチェッカータイプNではTaqManPCR法と呼ばれる検査物の中に病原菌のDNAがあるのかどうかを調べる検査方法を採用しています。
この検査方法は、検体中に含まれるDNAなどを増幅させより微量のDNAも感知できるようにする検査方法で、性感染症の初期感染を調べるための検査方法として多くの検査機関や病院などで採用されています。
検査精度が非常に高く短期間で検査結果を得られるというメリットがある反面、治ったことの検査にはあまり向かない面があるためクラミジアや淋病などが完治したのかを調べる検査には向かないというデメリットが有ります。
今現在、自分の喉にクラミジアや淋病などの病原菌が居るのかどうか解らないという場合の検査方法としてはSTDチェッカータイプNの性病検査法は非常に良い方法です。
しかし、現在喉のクラミジアや淋病の治療中で完治したのかどうかを調べたいという場合にはSTDチェッカータイプNの利用は不適切です。(病院で完治確認検査を受けてください。)
クラミジア・淋病の感染率は30%〜50%とも
性交渉の場合にはコンドームを使用する方は比較的多いので、水際で性感染症の感染を防げている例はあるようですがフェラチオやクンニなどのオーラスセックス時からコンドームの着用を行う例は稀で口腔内への性病感染拡大が危惧されています。
コンドームを使用しないオーラルセックスなどでの感染率が30%〜50%ともいわれるほど非常に感染率が高いこともそのような危惧がなされている理由でしょう。
実際に感染をしたとしても
- 喉がイガイガする感じがする
- 喉にちょっとした違和感を覚える
程度の症状しかない場合もあり単なる風邪として放置されてしまうことも多いようなので、できる限り心配事があった時は検査を受けるようにした方がよいと思います。
クラミジアと淋病は放置することによって不妊症の原因となる可能性がある性感染症なので、STDチェッカータイプNのようなキットを利用してでも予防的に検査を行っておいた方が将来的にも安心ですしね。
万が一感染していた場合、自然治癒はしない病気ですが抗生物質などの投薬で1週間から2週間程度治療を受ければ完治が可能な病気です。
何もせず放置してしまうとどんどん病気が進行してしまうので早めの対処が肝要です。
>> STDチェッカータイプN