危険!STDチェッカーの信頼性・精度が…。人気性病検査キット調査
誰にもバレずに自宅で性感染症(STD)の検査ができる郵送キットとして人気のSTDチェッカー。
でも実際自分で検査するって危険なんじゃないか?とか信頼性ってどうなの?検査精度は実際どうよ?といった疑問を調べてみた結果、とんでもなく危険なところがあることが判りましたのでここに記載しておきます。
STDチェッカーの検査精度が実はすごかった。
じつは、厚生労働省研究班が実施した郵送検査の外部精度管理調査という調査にSTDチェッカーは参加していたようですがその結果が100%の精度でした。
精度調査の方法は、陰性か陽性かわからない状態の100個の検査対象をまず渡されて、それらを検査した結果に間違った検査結果がどれだけ含まれているのかを調査するというものでしたが
陰性 | 51 / 51 |
---|---|
陽性 | 49 / 49 |
不明 | 0 / 0 |
と全問正解。
さすがに厚生労働省相手のテストなのでズルはできないでしょうから精度のほうは問題ないと考えてよさそうです。
検査の信頼性について調べたところ…。
次に、信頼性について。
まずそもそも、病院などで行われている通常の性感染症検査について調べてみたところ代表的な性病の検査方法は以下のような方法で検査が行われているということが判りました。
HIV/エイズ | 血液HIV抗体スクリーニング検査 |
---|---|
クラミジア | PCR法(検体中病原細菌DNA検出検査) |
淋病 | PCR法(検体中病原細菌DNA検出検査) |
梅毒 | TP-PA法(血液梅毒抗体検出検査) |
各検査方法の詳しい内容を調査した結果については下記のページに記載していますが、医師の問診などを受けつつ安心して検査も受けれる病院で行われている性病検査の方法をひとまず知ることが出来ました。
これに対して、郵送性病検査キットであるSTDチェッカーはどのような検査方法を採用しているのか調べてみたところ。
HIV/エイズ | 血液HIV抗体スクリーニング検査 |
---|---|
クラミジア | PCR法(検体中病原細菌DNA検出検査) |
淋病 | PCR法(検体中病原細菌DNA検出検査) |
梅毒 | TP-PA法(血液梅毒抗体検出検査) |
ということで、採用されている検査の方法自体は性病科などの病院やクリニックで一般的に採用されている検査方法と同じであるということが判りました。
また、調査中にこれも分かったことなのですがSTDチェッカーを販売しているSTD研究所は病院やクリニックなどから検査依頼を受けた検体などの検査を行うこともできる登録衛生検査場という各都道府県知事などに届け出をして開設することが出来るしっかりとした検査機関のようでした。
ここまで見る限りで言えそうなことは
- 公的機関に届け出てるちゃんとした検査機関である
- 病院などと同じ検査方法で検査をしている
- 病院からの依頼を受けて検査をすることもある
という部分から、外部の第三者から信用を得ている検査機関なので信頼性のほうも問題がないようです。
まだ買うな!!見逃される危険性が悪評口コミで判明!
とりあえず、STDチェッカーの検査精度や信頼性については問題がないということが判ったのですがここで引っかかったのが
ヤバそうなことがあってからすぐに検査して陰性(感染していない)の結果だったのに、2ヶ月くらいたってから梅毒の症状が出た!
病院に行ったらやっぱり梅毒に感染してて検査した意味なかった!
ちゃんと性行為があってからすぐに検査したのに、時間がたってから梅毒の症状が…。
検査精度ダメなんじゃないこれ?
というような少数派の悪評口コミ。
性病という人に相談できにくい病気の検査をこっそりできるのはいいとしても、肝心な病気の感染を見抜けないのでは意味が有りません!
とは言うものの、上にも書きましたが厚生労働省研究班の検査精度テストで100点満点を獲得しているSTDチェッカー。
検査精度に問題があるというのはちょっと考えにくい。
ではなぜこのような悪評口コミが出たのか、調べてみたらSTDチェッカーには思わぬ落とし穴があることが判りました。
血液検査系性感染症(STD)検査は感染から3か月後が基本。
- HIV/エイズ
- 梅毒
- B型肝炎
- C型肝炎
等の性病の場合、血液を採取して検査をする血液検査をするようです。
一個前の項目で取り上げた悪評口コミも【梅毒】の検査を行った人でしたが、これらの性病の血液検査は感染してから3か月程度たたないと正確な検査ができないらしいのです。
どうやらこれらの性病血液検査は、ウイルスに感染してから体の中にできる“抗体”という血液中の物質を調べる検査のようで、この抗体はウイルスに感染してから2〜3か月ていど時間がたたないと検出することが困難な場合もあるようなのです。
これを知らずに、感染してからすぐのまだSTDチェッカーで性病検査をしても感染しているかどうか判断できない時期に検査をした結果「偽陰性(間違った感染していないという結果)」が出てしまったというわけですね。
どうしよう!性病に感染しちゃったかも!?
と、不安になって早々に検査を受けてしまうと血液検査系の性病検査は正確な結果が出ず、感染を見逃してしまう可能性があるので危険です。
STDチェッカーで【HIV・梅毒・B型肝炎】などの血液検査キットを購入するのは「性病の感染の可能性があった時から2〜3か月後以降」にするとより精確な検査結果が得られると公式ページにも書いてありましたので注意しましょう。
絶対に3か月後でないとだめなの?
抗体ができるスピードには個人差などもあるようなので一概に「絶対3か月たってないとだめ」とは言い切れないようです。
人によっては感染機会から1か月程度でも陽性(感染している)の検査結果が出る場合もあるようなので、どうしても不安で仕方がないという場合は早めに検査を受けてみてもいいと思います。
ただし、早めに検査を受けている場合は3ヶ月以後にもう一度検査を受けないと感染を見過ごしてしまう可能性があるので注意しましょう。
早々に検査可能なクラミジア検査などの口コミは良好。
血液検査系の性病検査は2〜3か月たたないと正確な検査結果が得られないという部分を認識せずにSTDチェッカーを購入し間違った検査結果が得てしまった人が悪評口コミをしていたことが判ったので
クラミジアや淋病などの病原菌系検査の口コミはどうかな?と思い調べてみたところ、こちらの口コミは
忙しくて病院に検査に行けなかったけど、STDチェッカーを利用して自宅で検査したところ感染していないことが判り安心できました。
特に今も症状などは出ていないので良かったです
病院の検査の値段に比べて安かったのでSTDチェッカーで検査しました。
検査結果もWEBで見れるのでいちいち結果を聞きに行かなくて済むし便利ですね。
病院に行くのも恥ずかしいので(性病なだけに…)STDチェッカーで検査してみましたらやっぱり陽性(感染してた)。
正直ショックでしたが、治療を受けるための病院などもカスタマーの人が一緒に検索してくれて助かりました。
感染したままで放置していたら大変なことになっていたと思うので今では感染がしっかり判明してよかったと思っています。
といった感じで良好な口コミがほとんどでした。
特に多かったのは
- 忙しくて病院に行けなかったけど検査できてよかった
- こっそり性病検査を受けられてよかった
- 病院の検査より安かったので良かった
というような口コミでした。
STDチェッカーで検査を受けるメリットをそのまま【良かった点】として挙げている人がほとんどという印象でしたね。
- クラミジア
- 淋病
といったウイルスではなく病原菌の感染が原因の日本でも感染者数がかなり多い性病検査は、感染してから24時間もたてばかなり正確な検査結果が出るということなので偽陰性(本当は感染してるのに感染していないという結果)がまずでないようなのでこの様な口コミが多いのでしょう。
悪評口コミ・良い口コミから見えた賢いSTDチェッカー利用法
ここまで見てきてまとめを行うと。
- 厚生労働省研究班のテストで100点の精度
- 公的機関に届けた登録衛生検査機関であるという信頼性
- 血液検査系の性病検査は2〜3か月経過後に受けるのが良い
- クラミジア・淋病などは24時間後から検査可能
- 病院の自費検査より安い費用で色々検査可能
ということが判ってきました。
それらを総合して、STDチェッカーを賢く利用する方法を考えてみるとこういうことになりました。
もしかして性病うつされたかも!
となった時にすぐに全項目検査のSTDチェッカーを買っても、血液検査の部分は正確な検査結果が期待できないので買うだけ損ということが判りましたので、まずは日本国内での性病感染者が多い
- クラミジア
- 淋病
この2種類を重点的に検査することが出来る検査キットを利用して検査するのが得策です。
クラミジアと淋病は口の中にも感染するようなので
- 性器のクラミジアと淋病
- 口の中のクラミジアと淋病
の4種類を調べることが出来る検査キットを利用するのが良いと思います。
男性用と女性用で検査キットが違うようです。
早々に、すぐ検査できる項目のみ検査を行い3か月程度たったころ合いでHIV/エイズや梅毒などの性病検査ができる血液検査系のSTDチェッカーを利用してウイルス系の性病の感染検査をしましょう。
コチラの検査キットのほうは男性も女性も同じ検査キットになっているようです。
この順番でSTDチェッカーを利用して性病検査を受けることでより正確で信頼できる検査結果を得ることが出来るとともに、無駄な検査費用をかけずに性病検査をすることが出来るでしょう。
先に失敗した人たちには申し訳ないですが、そのおかげで失敗しない検査方法が判ったので助かりました。
まだ有った!バレずに検査を受けるための注意点。
STDチェッカーを利用して性病検査を受ける順番はわかりましたが、STDチェッカーを利用する最大のメリットといってもいい
バレずに自宅で自分で性病検査
を行う際に注意しなければならない点を端的に指摘している低評価口コミが有りましたので紹介します。
差出人に「アルバコーポレーション」と書かれているから、検索などされてしまったらバレてしまうリスクがある。
完全にばれないように検査するには確実に自分で受け取る必要がある。
ネットで注文したSTDチェッカーは当然郵送で送られてきます。
その際、もちろん梱包は中身がわからないようになっていますし品名などは「プラスチック容器」などと書いているので一見して性病検査キットとはわかりません。
しかし、送り主は衛生検査所を運営している会社の「アルバコーポレーション」とっているので同居の家族などが受け取ってしまうと送り主を検索などしてしまうリスクはあります。
そのようなことが無いように、郵便局留め受け取りを指定して発注する必要が有ります。
これを知っているだけでバレるリスクは大幅に軽減できます。
一人暮らしなどの方はあまり気にしなくてもよさそうです。
通販でしか手に入らないようです。
手軽に性病検査ができるSTDチェッカーですが、どうやら現状ではネットでの通販でしか手に入れることはできないようです。
現状で販売が確認できたサイトは
- 公式サイト
- Amazon
- 楽天
の三つでした。
その他、ヤフーショッピングなども調べてみましたがどうやら出品はされていません。
有名ドラックストアなどにも実際に足を運んでみましたがやはり公式サイトに記載があるように店頭販売はないようです。
公式サイト・Amazon・楽天・最安値はどこだ?
STDチェッカーを最安値で購入することが出来るサイトはどこなのか調べてみました。
比較対象は、男女ともに人気があるタイプJのキットです。
公式サイト | 4968円 |
---|---|
Amazon | 5508円 |
楽天 | 4968円 |
Amazonのみ販売手数料が載っている分なのか若干高い値段になっていましたが、楽天と公式サイトでは差はありませんでした。
値段だけで考えるのであれば、公式サイトか楽天で購入するのがよさそうです。
次に、値段の差のない楽天と公式サイトのどっちだ買うのが良いかを調べてみたところ発送手続きに若干の差が出ているようでした。
結論から言うと公式サイトで買ったほうが早く手元に届きやすいようです。
これは、発送元に購入情報が届くまでのタイムラグが関係しているようで楽天で購入した場合、いったん楽天を経由して販売元であるアルバコーポレーションに購入者情報や決済関係の情報が送られるため起こる現象のようです。
公式サイトであれば平日15時までに入金確認できれば当日に発送となっているのに対して、楽天バンク決済の場合は平日11時30分までに入金確認取れれば当日発送となっているところからもそのようなことがうかがえます。
- どうしてもポイントなどを利用して購入したい
- 発送は明日でも遅くてもいい
という場合は楽天を利用するメリットはあると思いますが、そうでない場合は素直に公式サイトで購入するのがベターなようです。
STDチェッカーの信頼性や精度その他まとめ
- 検査精度は厚生労働省研究班の検査テストで100点だから大丈夫みたい。
- 神奈川県知事届け出済みの登録衛生検査所だから信頼性も問題ないみたい。
- 血液検査は感染の可能性があった時から2〜3か月経過しないと正確ではない可能性あり。
- クラミジアと淋病検査などは24時間経っていれば検査精度は問題なし
- 郵便局留めで受け取らないと同居人バレのリスク有り
- なんだかんだ公式サイト購入が最安値で無難。
といった感じでした。
参考になれば幸いです。